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■展示風景
第10回 絵画と木工 二人展
第9回 絵画と木工 二人展
阿波連 永子
世界の旅
感動の一瞬をスケッチ

第8回 絵画と木工 二人展
絵陶木三人展
阿波連 永子
『1才の孫達と100才の父』
スケッチ展

阿波連 永子(絵画)
渡辺 徹夫(木工)二人展

阿波連 永子 絵画展
同時展示渡辺徹夫木工作品

第7回 絵画と木工 二人展
第6回 絵画と木工 二人展
第5回 絵画と木工 二人展
「木の匠染めの匠展」
第4回 絵画と木工二人展
第3回 絵画と木工 二人展
2006年 永源寺ものづくり展
絵画と木工 二人展
永源寺ものづくり展
オープン記念展示会


■阿波連永子略歴

 沖縄から大阪へ
 浦添市美術館
 滋賀県立美術館
 ニューヨーク
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 インド
 アフリカ タンザニア
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 東北夏まつりの旅
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 ふるさと沖縄
 思い出のニューヨーク

■渡辺徹夫略歴
 椰子の木
 檪野寺のイチイ
 レインスティック
 積木
 栃の万能テーブル
 島屋展を終えて
 「旅立ちの日」連作から

■巨樹探訪の旅
 『縄文杉』
 『青森県のイチョウ』
 『石徹白の大杉』
 『夜叉ヶ池』
 『ふるさとのブナの森』

 


■ギャラリー案内図

■楽器を作る 「レインスティック」

図書館で借りた本の中にレインスティックという聞きなれない名前の楽器の説明が載っていました。読んでいくうちに10年以上前にあるお寺の演奏会で見たことのある楽器だとわかりました。丸くて長い筒を斜めにかまえて、軽くゆすりながらチャラチャラチャラという微妙な美しい音を発する不思議な楽器でした。
その本には簡単な説明と略図があるだけで制作方法の細部は載っていませんでした。そこで、細部はたぶんこんなふうだろうと適当に自分で決めて、まず設計図を作り、そして製作にかかりました。
円形の長い筒は竹を使いました。内部の節を金属パイプを使って、可能なかぎり取り除きます。次に筒の外側に鉛筆でラセンを描き、そのラセンにそって1.8ミリの穴を細いピッチで連続して開けていきます。その穴に太さ1.8ミリの竹ヒゴを差し込んでいきます。筒の内部に竹ヒゴのラセン階段ができるわけです。筒の中に石つぶ(私は小粒の小豆を使いました)を入れ、筒に蓋を取りつけると完成です。
筒の中の一粒一粒の小石がラセン状の竹ヒゴの上をころがり落ちながら竹ヒゴにぶつかってピンピンと音を立てます。私たちにはその音がチャラチャラとここち良い響きとして聞こえます。こうして私のレインスティック第1号は美しい、妙なる音色の楽器として見事に完成しました。
 レインスティック製作上の最大のポイントは、ラセンの角度です。角度がきついと石の粒が一気に流れ落ちて、ザラザラザーという音になります。又、角度がゆるすぎると流れ落ちにくくなり、筒を強く振って、石の粒が流れ落ちるのを助ける必要が生じます。筒の中に入れる砂粒の量は筒の大きさによりますが、おおむね一にぎりぐらいでしょう。
 繰り返し使って行くと、筒の傾ける角度や筒のゆすり具合で、音色が微妙に変化する調子がわかってきます。美しい音色の楽器ではありますが、他の楽器とどのように組み合わせて演奏するのか私にはわかりませんが、静かにその音色を聞いていると心が洗われるような、癒されるような感じがします。

 

 




 


■ギャラリー アカショウビン
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